交通事故治療とは accident
交通事故の場合、その直後に痛みを強く感じる方がいる一方、
最初は大丈夫でも2、3日後から痛みが出てくる方もいらっしゃいます。当院では、しっかりとした問診を行って症状を見極め、できるだけ早い段階で痛みの改善を目指し、お一人おひとりにあった治療を行っております。
整形外科と整骨院の違いは？
治療における大きな違い
整形外科は「医師」が治療を行います。医師と柔道整復師は違います。
整形外科で行われるレントゲン検査、投薬、手術を、もちろん柔道整復師が行うことはできません。柔道整復師・整形外科・整体のそれぞれの違いは以下のとおりです。
| 資格 | 保険 取り扱い |
レント ゲン検査 |
手術 | 投薬 | 主な治療 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 整形 外科 |
医師 | ○ | ○ | ○ | ○ | 画像による診断後、シップ・痛み止め、筋弛緩剤などの投薬や 電気療法。 |
ひとりにかける時間が短い。 |
| 整骨院 | 柔道 整復師 |
○ （受領 委任） |
× | × | × | 一人ひとりにあった手技が 中心。 |
ひとりにかける時間が長い。 |
一番大きな違いは、治療に際し、患者さま一人ひとりにかける時間が違うという点です。整形外科での主な治療は画像による診断後、シップ・痛み止め、筋弛緩剤などの投薬や電気療法を行って終わり、一人にかける時間が短い傾向があります。
交通事故後には、筋肉の緊張が起こります。悪い所を守ろうとして、緊張しすぎると血流も悪くなりますし、交感神経も緊張して発痛物質が出て痛みも出てきます。それを緩めてやらなければなりません。そういう症状に合わせながら、手技で治療していくのが整骨院です。
手技中心に一人ひとりに時間をかけて対応してくれるところで施術を受けたほうが、回復は早くなります。
当院の交通事故治療の流れ
交通事故に遭ってしまった場合、できるだけ早くお電話していただくか、直接ご来院ください。
交通事故治療ができるのは、整形外科ばかりではありません。通院先を選ぶ権利は患者さまにあります。
もし、相手の保険会社の担当の方に「接骨院での治療は認められません」と言われた場合でも、整骨院を選ぶことができますので、ご相談下さい。保険会社の方が受診先を制限するルールはありません。
まず、問診いたします。
交通事故の状況や症状について、以下のことをお聞きします。
- 交通事故が発生した日付、具体的な状況
- 症状のヒアリング
- 病院や整形外科による診断結果・内容の有無
- お取扱い保険会社のこと
当介正グループの接骨院にて、各種保険会社へ手続きを行います。患者さまが手続きする必要はありませんので、安心して治療にご専念ください。
触診して怪我の状態や症状を確認し、患者さまお一人おひとりに最も適した施術プランを組み立てます。
患者さまの今の状態と今後の治療内容をわかりやすくお伝えします。
症状に合わせた施術プランも基づいて、施術をしていきます。日常生活での注意点もお伝えし、必要な部位のリハビリ等も行います。
症状が改善し、日常生活を支障なく過ごせるようになれば治療は完了です。
治療が完了したらそれを保険会社に報告し、費用について計算してもらいます。明細の入った示談内容書を確認していただき、特に問題がなければ署名をして完了となります。
その後、賠償額の請求・受取り手続きを行います。
自賠責保険の場合、下記のような基準に基づいて賠償額が算出されます。
- 傷害への補償額
- 基準1日4,200円、最大120万円
- 休業損害
- 原則的に1日5,700円
- 慰謝料
- 原則的に1日4,200円
（通院期間や治療日数による）
- 後遺障害への
補償限度額 - 4,000万円（要常時介護第1級）
交通事故の補償内容
治療のためにかかる交通費なども補償されます！
交通事故による補償内容を知らないで、請求できる項目を請求せずにいると損をすることになります。
たとえば、交通費。通院に必要なバスや電車はじめ公共交通機関の料金も、必要な場合のタクシー代も対象です。治療を受けるために必要な料金に関する領収書類は、必ず保管しておきましょう。
- 治療を受けるために必要な料金に関する領収書はとっておいてください。交通費も含まれます。支払った金額は後で返ってきます。
- 慰謝料とは、交通事故に遭ったことで身体や心への負担が精神的な苦痛が引き起こされたとし、それを金額に換算して賠償することをいいます。交通事故による治療の場合、平均1日4,200円が支払われます。
納得がいかない場合は、示談する前に金額が妥当かどうか相談してください。
休業損害費
自賠責保険基準では、基本的に1日5,700円が休業補償とされています。また、日額5,700円を超える収入があって、書類でその事実を証明できる場合には、19,000円を上限とし、計算式フォーマットに基づいて実費が保証されます。給与所得者やパートの方だけでなく、定職を持っていない主婦の方、学生さんも対象となりえます。
交通事故治療で一番多いのが追突事故です。追突された場合、自賠責保険を利用して被害者として治療費や慰謝料の請求を行うことができます。もちろん、患者さまの窓口負担はありません！ 安心してご来院下さい。
運転手ではなく、助手席に乗っていて交通事故に遭った場合も、交通事故の被害者です。助手席に乗っていて被害を受けられた方も、自賠責保険を使った保険請求が可能です。
妊娠中に交通事故にあってしまったら…。
お腹に赤ちゃんのいる妊娠中の治療は非常にデリケートなため、
整形外科や病院では交通事故治療が満足に受けられない場合があります。
胎児への影響を考え投薬がしにくいうえ、通常行われる電気治療もままならないためです。そのため、本来受けたい治療を受けられず、痛みや症状を我慢しているというケースも出てきます。
当グループの整骨院では、お腹の赤ちゃんにも、母体にも負担の少ない施術を行っております。母体に負担のかからない、手技による治療により、より早く症状を改善することができます。健康で安定した妊娠期間を過ごしていただくためにも、症状が気になりながら我慢することは避け、お早めにご相談ください。
ぜひ一度私たちにご相談下さい！
交通事故でひき逃げにあった場合や、相手が無保険車の場合は、自賠責保険は使えません。まずは警察に事故の届出をして事故証明を受け、次にご自分の加入している健康保険の窓口に連絡し、第三者行為による怪我であると届出ます。
そうすると、病院や接骨院での治療に健康保険が適用できることになります。
健康保険が利用できない場合は、最初は自己負担になりますが、診療終了後、国の被害者救済制度である政府補償制度を使うことができます。救済内容は自賠責保険とほぼ同じです。ご自身で加入されている任意保険でも同様の補償が受けられる場合があります。
わかりにくい点があるかと思いますが、詳しくは保険会社や当院窓口にお尋ねください。
赤ちゃんや子どもは、大人よりも身体が柔軟なので、きちんとチャイルドシートに乗せてしっかりとシートベルトを着用していれば、比較的軽症で済むことが多いと言われていますが、必ず信頼のおける病院で診てもらってください。
特に、言葉の話せない赤ちゃん、言葉のままならない乳幼児は、内部組織がまだしっかり形成されていないので、一見目立つような外傷がなかったとしても心配です。
また、幼児から中学生くらいのお子さまが事故にあった場合も、自覚症状をうまく伝えられないことが多々あります。必ず病院に行っていただきレントゲン等検査を受けるようにしてください。当院でも、提携医療機関をご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
